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エピソード19「バーチャル・ポルノの罠」“Appearances” のあらすじ
米国初放送日：2003年3月28日 日本初放送日：2009年5月30日
バスの中に置き忘れたスーツケースがあった。爆弾処理班が中身を調べると、8から9歳の女児の遺体だと判明。遺体の手と足にはマニキュアが塗ってあり、髪の毛も染められていたため、モデルか美少女コンテストの少女ではないかとSVUでは推定。
検死の結果、少女は以前鼻を整形されていたことが判明し、レイプされて縛られ、自分の吐しゃ物で窒息したことがわかった。その後、親からの捜索願が出されて、被害者がニューヨーク市郊外のナッソーに住むシェリー・ネイサンであることが明らかになる。
友達のエイミーに話を聞くと、シェリーには10年生でストーカー行為をしていたケビンという少年がいたと言う。その後父親とケビンのDNA検査が行われ、2人は白だと出る。
そして、犯人の残留物からプロゲステンが検出されたため、犯人は性犯罪を犯して薬物去勢されている人物だと判明する。捜査した結果、1人の小児性愛者が浮かび上がるのだが・・・
エピソード19「バーチャル・ポルノの罠」を視聴した感想
個人的評価：
本作品は、1996年に起きた元チャイルドビューティー・クイーンのジョンベネ・ラムジーさんの殺人事件から着想を得ています。自宅の地下室で、当時6歳のジョンベネちゃんが、頭部を殴られて首を絞められた状態で死体となって発見されます。この事件は、父親や母親、兄なども疑われ、世界中で話題となりましたが、2022年現在未解決のままです。
今回の事件は小児性愛者だけの犯罪では終わらず、児童ポルノ界にも大きな影響を及ぼしかねない難しい題材です。ロー＆オーダー：性犯罪特捜班は、大胆で難しいテーマを扱うことに長けており、今後のエピソードでもたくさんのテーマを扱っています。そして殆どが良い作品となっています。この作品もその代表的なエピソードの1つ。
このような事件が世の中に存在すること自体が、誰もがうんざりするようなショッキングな出来事で、とても腹が立ちます。また、法律の壁やその他の知識の宝庫ともなって、勉強にもなります。前作の「見えない暴力」に続き、今回も特筆すべき点が多い素晴らしいエピソードですが、子供の犯罪は悲惨過ぎて見るのが辛くなってくる点も。
批判すべき点はほとんどありません。非常に興味深く、よくできていて多くの議論を呼び起こす脚本ですが、エンディングが少し急ぎすぎの感は否めません。しかし、それ以外はすべて素晴らしいと思います。
ストーリーは小児性犯罪者の犯行から児童ポルノへの問題提起と、かなりの複雑な話であるにもかかわらず、決してとりとめのない感じではなく、注意を引き付けて真剣に考えさせ、多くの感情を誘発する話となっています。幸運にも、このテーマのいかがわしさを考えると簡単にやってしまいそうですが、いかがわしい内容にはなっていませんでした。
また、法廷でのシーンを多く取り入れていて、キャボット検事が法の網をかいくぐったような悪徳商法をやっつけるスーパーウーマンのような役割を果たしています。しかし、目立ったゲストはいなく、それぞれに良い演技をしていたし、オリビアとステイブラーのコンビも素晴らしかったです。
感想としては、母親の目から感じたことですが、娘はあまり美人になってほしくないという事と、子供は子供らしくですね。年端も行かない娘の鼻を整形するって、一種の虐待では？
エピソード19「バーチャル・ポルノの罠」のゲスト
エリック・タール＝トミー・ヘッジス役
エリック・タール（1965年8月10日生まれ）は、アメリカの映画・舞台俳優。ニューヨーク州ニスカユナで、主婦のジョーンと電気技師のハーバート・L・タール・ジュニアの間に生まれ、5人兄弟の末っ子としてフィラデルフィアのメインラインで育った。
マジシャンとしてパフォーマンスを始め、14歳で元ヘッジロー・シアターのリチャード・ブリューワーに演技を学び始める。ハヴァフォード・スクールを卒業し、ラファイエット・カレッジで1年間、工学と教育を学んだ後、俳優を目指すためにニューヨークに移住した。テレマーケター、ウェイター、建設作業員、清掃員、マッサージセラピストなど様々な仕事を経験し、1991年に初めて映画出演を果たす。
シドニー・ルメット監督の『刑事エデン/追跡者』（1992年）のアリエル役、『ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物』（1994年）のサム・ニヴェンス役、『サムソンとデリラ』（1996年）のサムソン役、『ウェディング』（1998年）のミード・ハウェル役、『私に近い6人の他人』（1993年）のリック役などで知られる。
ジョン・カラム＝バリー・モードック弁護士役
ジョン・カラムは、1930年頃に生まれたアメリカの俳優、歌手である。テネシー州ノックスビルで銀行家の息子として生まれ、ノックスビル高校とテネシー大学に通った。
1959年からエミリー・フランケルと結婚している。二人の間には一人の息子、JDカラム（John David Cullum）がおり、彼もまた俳優である。
最近では、『Urinetown The Musical』（2002年）でミュージカル主演男優賞、『110 in the Shade』（2007年）のリバイバル公演で主演男優賞にノミネートされている。
その他の代表的な役柄としては、テレビドラマ『たどりつけばアラスカ』（1990年）の居酒屋の主人ホリング・ヴィンクールがあり、エミー賞（ドラマ部門助演男優賞）にノミネートされた。NBCのテレビシリーズ『ER緊急救命室』では、マーク・グリーンの父親役として15話に出演した。また、テレビドラマ『ザ・デイ・アフター』では、農夫のジム・ダールバーグを演じた。『Law & Order』には何度もゲスト出演し、CBSの『マダム・セクレタリー』に上院議員ボー・カーペンター役で出演している。
ブライアン・カーウィン＝スタンリー・ビリングス役
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