2018年3月23日ボーデン署長の秘書コニー役の女優が急死する
2018年3月23日、大ヒットTV番組『シカゴ・ファイア』でボーデン署長の秘書コニー役を演じていたデュション・モニーク・ブラウンさんが、セント・ジェームズ・オリンピア・フィールズ病院で亡くなっていたことがわかりました。あまりにも急な訃報で、家族や友人は動揺を隠せなかったようです。
死因は原因不明の敗血症
クック郡検視官は2018年3月24日に検死を行い、同年5月31日、死因が原因不明の敗血症であることを確認したということです。 また、急死の理由には肥満と高血圧も挙げられていました。彼女の家族や友人、そしてファンは、死因がようやく明らかになったことで、区切りをつけることを望んでいました。
ニュースサイトであるTMZの報道では、「49歳の女優の死因は原因不明の敗血症で、彼女の血液がどのようにして感染し、早すぎる死に至ったのかはまだ不明だが、肥満と高血圧も症状の一因だったようだ。」という内容。
デュション・モニーク・ブラウンさんの訃報が最初に伝えられたのは3月23日のことでした。彼女はその数日前、胸の痛みで医療機関を受診していたのです。ブラウンさんはその日入院しましたが、検査を受けた後に退院。しかしその後、彼女は自宅で心停止状態に陥ることに。シカゴ・トリビューン紙では、彼女は午後12時過ぎにセント・ジェームズ・オリンピア・フィールド病院で息を引き取ったというものでした。
コニーは厳しい母親のような存在だった
デュション・モニーク・ブラウンさんは2012年の『シカゴ・ファイア』放送開始当初から出演していました。コニーという秘書役で、シーズン1では登場していませんでしたが、気がつくといつの間にかいたという印象。セリフは少なかったですが、鋭い眼光で他の署員（特にオーティス・ハーマン・クルース・マウチなど）には厳しく接していたのがとてもコミカルでした。
彼女の死亡による降板は、後のエピソードで「コニーは突然死んだ」と、ストーリー上でも言及されていました。どのエピソードかわかりましたらお知らせしたいと思っています。
製作総指揮のディック・ウルフ氏は、「シカゴ・ファイア・ファミリーは、自分たちの一人を失ってショックを受けています。私たちの思いと祈りはデュションの家族と共にあります。」と哀悼の意を表していました。
デュション・モニーク・ブラウンは素晴らしい人間性を持っていた
2012年、デュション・モニーク・ブラウンは『シカゴ・ファイア』にコニー役でレギュラー出演。同番組への出演について、ブラウンはインタビューで
「コニーは秘書で、セリフも少なかった。でも『シカゴ・ファイア』の新シリーズで、オーディションに成功する可能性があったからを受けたの。コニーは自分自身を、特にチームの若いメンバーに対しては、母親、叔母、教師のような存在だと考えている。イーモン・ウォーカーと私は、撮影現場にいるとき、コニーはボーデンの仕事上の妻で、他のメンバーは彼女の子供たちという役柄を演じているんだけど、彼らはコニーを、誰もが逃げ出すような母親的存在として描いた。
私はヴァイオリンを弾くこととカラオケが好きで、自然を受け入れ、自分の仕事を評価されるのが大好きで、映画でスーパーヒーローを演じることを夢見ている、おっちょこちょいでオタクなシカゴっ子よ！」
と語っていました。
またデュションは、ブラウンのカウンセリングの修士号とソーシャルワークの経歴に対して、『シカゴ・メッド』または『シカゴ P.D.』というスピンオフについてどう思うかと尋ねられたとき、「もしその番組への出演が実現したら、私は俳優であり、コンサルタントでもある！信じてください」と答えていました。
第6シーズン第20話を最後に、突然出演しなくなったコニーのことはとても気になっていましたが、まさかこういう結末になっていることは、日本の情報にはなかったので今頃驚き、衝撃が走りました。コニーはセリフこそ少なかったものの、その存在感は他の俳優たちよりも勝る場面が多々あったのです。
本名：デュション・モニーク・ブラウン
生年月日：1968年11月30日
出身地：イリノイ州シカゴ
没年月日：2018年3月23日（49歳）
没地：イリノイ州オリンピア フィールズ
最終学歴：ガバナーズ州立大学
職業：女優、スクールカウンセラー、演劇講師
活動期間：2003年～2018年
出演作：『プリズン・ブレイク』、『シカゴ・ファイア』
身長：178㎝
子供：ゾーイ（娘）
兄弟姉妹：ザカリー・ブラウン・ジュニア、ザイール・キング、ジャミラ・シーク
デュション・モニーク・ブラウンは単なる女優ではありません。シカゴの最愛の母親であり、姉妹であり、スクールカウンセラーだったのです。
学校の危機管理カウンセラーであるだけでなく、演技指導のリーダーでもあり、地域の人々からも愛されていました。関係のあった校長は、保護者にメールを送り、彼女の死を子供たちに知らせました。
「私たちは、この苦しい時期にあるデュションさんの家族に心を痛め、彼らが一日も早く回復することを願っている。」
デュション・モニーク・ブラウンの生い立ちと経歴
デュション・モニーク・ブラウンさんは1968年11月30日、シカゴでザッカリー・M・ブラウンとリズ・コルバーンの間に生まれました。彼女はホイットニー・M・ヤング・マグネット高校とガバナーズ州立大学を卒業し、スクールカウンセリングの修士号を取得。シカゴのサウスショア・インターナショナル・カレッジ準備高校でガイダンス・カウンセラーとして、またケンウッド・アカデミー高校で危機管理カウンセラーおよび演劇講師として働いていました。
彼女は長年地元で演劇活動をしていました。テレビ初出演は2003年のテレビ映画『Skin Complex』。2011年の『僕が結婚を決めたワケ』にはクレジットされていない役で出演しています。2012年のロマンティック・コメディ『One Small Hitch』にも出演。
2012年に『Boss』、2013年に『シェイムレス 俺たちに恥はない』にゲスト出演し、2015年の『Unexpected』や『A Light Beneath Their Feet』、『Empire 成功の代償』、2017年に『エレクトリック・ドリームズ』にゲスト出演。ナンシー・グッドマンが脚本・監督を務め、グッドマンの同名の本を原作としたコメディ映画『Mon Mariage Surprise』に出演。 最後の出演は2017年のテレビ映画『Public Housing Unit』でした。
シカゴ・ファイア共演者の衝撃
マシュー・ケイシー役ジェシー・スペンサーも、「私たちの美しいデュション・モニーク・ブラウンが、金曜日に旅立ちました。ご家族、そしてぼくらも、きみの不在を寂しく思うよ。最高の笑いをありがとう。愛をこめて」との追悼文をツイッターに投稿していました。
Our beautiful Dushon Monique Brown passed away on Friday. You will be sorely missed by your family and ourselves. Thanks for all the great laughs we had. Love 🙏🏻 https://t.co/As3qkLnclg
— Jesse Spencer (@Jesse_Spencer) March 24, 2018
私たちの美しいデュション・モニーク・ブラウンが金曜日に亡くなりました。あなたはご家族や私たちから惜しまれることでしょう。たくさん笑わせてくれてありがとう。愛 🙏🏻 https://gofundme.com/for-dushon-monique-brown
オーチス役のユーリ・サルダロボは、14歳の娘を含む遺族のため、寄付を募るサイトを立ち上げ。故人が女優業の傍ら、フルタイムで公立校にカウンセラーとして勤務していたことを明かし、支援を呼び掛けている。
We are less than 3k away from our goal. Please help spread the word! Nothing can replace DuShon, but we can try to make this transition easier for her daughter. https://t.co/IeCwXBUuQc
— Yuriy Sardarov (@yursar) March 28, 2018
目標まであと3キロを切りました。どうかこの言葉を広めてください！デュションの代わりにはなれませんが、彼女の娘にとってこの移籍がより簡単になるように努力することはできます。
ジョー・クルース役のジョー・ミノソのインスタグラムより
Dushon ありがとう。 あなたの笑顔、あなたのクラス、あなたの無私、あなたの楽観主義、あなたの知恵、あなたの皮肉、あなたの生意気、あなたの愛、あなたの精神、そしてあなたが私たちの人生に残した印に感謝します! あなたは本当に人類の特別な火花の一人でした。 寂しくなるよ。 星の間で明るく輝く。
セブライドとの名場面 亡くなる1か月前に撮影された
セブライドがアルコールに依存していたとき、毎晩飲む相手を物色していましたが、最後は誰も相手にしなくなってコニーを誘います。コニーは普段の眼孔の鋭さはなく、温かい眼差しでセブライドの話し相手になっていたという名場面。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
