ロー･アンド･オーダー：性犯罪特捜班 シーズン6 第3話「売名行為」“Obscene”のあらすじや感想とゲスト

第3話「売名行為」“Obscene” のあらすじ

米国初放送日：1999年10月18日　日本初放送日：2007年2月27日

刑事ドラマの撮影中に、ヒロイン役の16歳の女優が意識を失って倒れていた。頭を強く殴られた後レイプされたと思われ、搬送された病院では多量の薬を服用していたため意識を失ったと判断された。

被害女性はいつも肌を露わにした服装でドラマに出演し、セックスシンボル的なキャッチコピーで宣伝されていることから、「尻軽ジェシー」や「ふしだら女」と言われていたのだった。

その後ある人気ラジオ番組のDJが、歯に衣着せぬ表現で被害者の女優をこきおろしていることがわかる。更に、NICEという青少年保護団体が被害女性の出演する番組を青少年の保護のため中止させる運動を行っていた。

調べが進むうちにNICEの代表女性の息子にレイプ容疑がかかることに。

第3話「売名行為」を視聴した感想

個人的評価：

英語のタイトルでは「オブセンス（卑猥）」となっているこのドラマ。女の子の薄着姿を見てどう受け取るかはその人間の見方次第ですが、この作品ではプロダクションやマスメディアが未成年の美しい女の子を利用して卑猥さをアピールし、利益を優先するというなんとも許しがたいテーマを扱っています。

本作では似たようなテーマを多数扱っていますが、それぞれに個性があり問題内容も違う局面で見据えているため、そのテーマごとに考えさせられる内容になっています。

「売名行為」では、出だしから憤りを感じさせられるストーリーに。少女を利用して金儲けをする大人や、我が子が稼いだ金を使い果たしてしまう親。

しかし、親ばかステイプラーが冷静だったのは意外でした。その代わり、熱血検事補のケーシー・ノバクがバカ親とバカDJを血祭りにあげようと悪戦苦闘します。

これは絶対に犯罪だ！と思わせるような行為でも、裁判にかかると何事もなかったかのように扱われてしまう空しさにストレスが・・・

今回のゲストスターは『LOST』『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』『96時間』シリーズでお馴染みのマギー・グレイス。16歳の色気のある女優役を演じていますが、この時点では20歳になっていました。

また、青少年保護活動家のキャロリン・スペンサー役を演じたダナ・デラニー。『デスパレートな妻たち』のキャサリン・メイフェア役でお馴染みですね。我が子よりも自分の名声を優先する悪女らしい演技が凄かったです。本当に憎たらしくなってしまうほどでした。

この作品をHuluで視聴

第3話「売名行為」のゲスト

マギー・グレイス＝ジェシー・ドーニング役

色気のある16歳の少女として売り出している女優。そのため、世間からは好奇の目で見られてしまう被害女性。

ダナ・デラニー＝キャロリン・スペンサー役

青少年保護活動家で、レイプ犯の少年の母親。我が子よりも活動を重視し売名行為のためにレイプ事件を企てる。

ルイス・ブラック＝B・J・キャメロン役

ラジオ番組のDJ。視聴率稼ぎのために違法すれすれのトークを連発し、若者の間で人気を得ている。

ネスター・セラーノ＝フランコ・マルケス役

ジェシー・ドーニング主演の刑事ドラマの監督。利益のために彼女をセックスシンボルに染め上げ、結婚までした隠れ小児性愛者。

こちらを参照

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