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エピソード19「秘密が明らかになる瞬間」“Justice” のあらすじ
米国初放送日:2002年4月5日 日本初放送日:2008年11月22日
レイプされ、頭蓋骨出血で瀕死の状態の少女が発見される。ERに駆け付けたベンソンが、急いでレイプキッドを看護師に渡し、かろうじて一部の採取に成功するが、その後まもなく死亡。完璧な証拠がつかめないまま捜査に乗り出すことに。
被害者の持ち物からエミリー・ポーターであることが判明。しかし、彼女の自宅に行ってみると、エミリーはその家の母親本人で、被害者とは何の関係もなかった。娘に問い詰めると、母親の薬を持ち出して公園で若者に売ったことを告白する。
元麻薬捜査課のフィンが知り合いの若者を調べ、被害者の行動が明らかになる。その後、被害者の本名はパトリシア・スティーヴンスと判明し、ウォルター・ソーンバーグ判事の継娘で、判事はクレイゲンの大学時代の同窓生だったのだ。
エピソード19「秘密が明らかになる瞬間」を視聴した感想
個人的評価:
胸の詰まるようなストーリーはSVUの得意としているところですが、この作品も非常に怒りを覚えるエピソードの一つです。
シーズンが進むにつれて、脚本がとてもシビアな内容になって来ると感じるのです。様々な性犯罪の形を精査していく上で、かなり調査をしているのがわかります。私には思いもよらないような内容であることは確かで、人種の坩堝であるアメリカでは、想像もできないような残酷な犯罪が多発しているようです。
人間の脳は複雑で、時にその思考が凶器と化すときがあります。まさかこの人が・・・と思うような人物が、実はとても危険な考えを持っていたり犯罪を犯したりするのも、行動を司る脳が一般人とは違う異常さがあるのでしょう。道徳心の欠如は怖いものですね。
今回のゲストには、特に目立った演技は見られなかったものの、ブルック・ソーンバーグ役のヴァレリー・マハフェイは、憎らしくなるほどの名演をしていました。どこかで見たことがある、と思っていたら『ハドソン川の奇跡』や『シービスケット』、そして様々なドラマにゲストとして出演しています。
今回のフィンは、元麻薬捜査官の経験を活かして速攻で被害者を突き止める重要な役割をしました。また、オリビアとステイブラーは、被害者がどうして非行に走ってしまったのかが徐々に解明されていくと、怒りを抑えるのにとても苦労している姿が切なかった。特に我が子をこよなく愛するステイブラーですね。
そしてクレイゲンも苦境に立たされます。しかし今回、マンチが1シーンのみの登場で目立たなかったです。キャボットも前回同様、正義感の強い場面が前面に押し出されていました。
ウォルター・ソーンバーグ判事役のキア・デュレアは「LAW AND ORDER」シリーズに3回出演していますが、このエピソードが1回目。とても不穏な雰囲気を漂わせる良い演技でした。
事件の内容はとても強力なもので、衝撃的な要素があり、被害者に心から同情できるもので、悪意的なものではありません。ひねりが効いていて目立ちすぎず、混乱させません。脚本はSVUらしく、張り詰めた思慮深さがありました。
エピソード19「秘密が明らかになる瞬間」のゲスト
ヴァレリー・マハフェイ=ブルック・ソーンバーグ役
ヴァレリー・マハフィーは、1953年6月16日生まれのアメリカの俳優、プロデューサーである。カナダのニューブランズウィックで出会ったカナダ人の母親とテキサス人の父親との間に、インドネシアのスマトラ島で生まれた。 マハフィーが16歳のとき、家族はテキサス州オースティンに移住し、オースティン高校を卒業した。1975年にテキサス大学オースティン校で美術学士を取得し、その後ミュージカル『REX』でブロードウェイデビューを果たした。
NBCの昼メロ『ドクターズ』(1979~81年)でキャリアをスタートさせ、1980年にはデイタイム・エミー賞の優秀助演女優賞(ドラマシリーズ)にノミネートされている。
1992年には、CBS のドラマシリーズ『たどりつけばアラスカ』でプライムタイム・エミー賞のドラマシリーズ助演女優賞を受賞。その後、テレビ番組『ウイングス』『デスパレートな妻たち』『デビアスなメイドたち』『ビッグ・スカイ』で、外向的でフレンドリーだが最終的には狂気に満ちた女性たちを演じ、名声を博した。マハフィーはまた、『ナショナル・ランプーン/ホワイトハウスを乗っ取れ!』(1995年)、『ジャングル 2 ジャングル』(1997年)、『ジャックとジル』(2011年)、『ハドソン川の奇跡』(2016年)など多くの映画に出演し、特に『フレンチ・イグジット 〜さよならは言わずに〜』(2020年)では、批評家から絶賛されインディペンデント・スピリット賞にノミネートされた。
キア・デュリア=ウォルター・ソーンバーグ判事役
本名キール・アトウッド・ダレア(1936年5月30日生まれ)は、アメリカの俳優である。オハイオ州クリーブランドでマーガレット(旧姓ラッタン)とロバート・ダルレアの息子として生まれた。母親はスコットランド系、父親はアイルランド系アメリカ人の2世であった。 ニューヨークのグリニッジ・ビレッジ地区で育ち、両親は書店を経営していた。ペンシルベニア州のジョージ・スクールを卒業し、ラトガース大学、サンフランシスコ州立大学に進学した後、俳優の道を歩む。
1968年の映画『2001年宇宙の旅』と1984年の続編『2010』で宇宙飛行士デヴィッド・ボウマンを演じた。他の映画出演作に『リサの瞳のなかに』(1962年)、『バニー・レークは行方不明』(1965年)、『暗闇にベルが鳴る』(1974年)などがある。ダレアはニューヨークの演劇学校ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、地域の劇場で舞台に立ったこともある。映画の仕事でより認知されているにもかかわらず、舞台の方が好きだと語っている。
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