第14話「それぞれの時効」“Limitations” のあらすじ
米国初放送日:2000年2月11日 日本初放送日:2007年5月1日
時効寸前のレイプ事件被害者の1人であるビクトリア・クラフトが、早期解決するよう警察に要求。そのことに対して警察長官はクレイゲンに最重要案件としてすぐに捜査するよう命令する。
被害者は3人で犯人の精液が残されていたことでDNAがあるため、クレイゲンは逮捕状を請求することに。
その後クラフト、ジェニファー・ニール、キャスリーン・イーストマンの被害者たちに事情を聞き、ジェニファー・ニールが犯人を知っていることが判明するのだった。
しかしジェニファーは、宗教上の理由から「私は犯人を許している。そのため犯人の名前は言わない」と、断固として明かさなかった。
そうしているうちにも最初の被害者であるクラフトの事件は時効を迎えてしまうことになる。
第14話「それぞれの時効」を視聴した感想
個人的評価:
このストーリーは、フレッチャー・ウォレルがキャスリーン・ハムに対して行った、1973年のレイプ事件に基づいて制作されました。
就寝中に部屋に押し入ってレイプしたという事実は作品の内容と同じで、その後ウォレルは逮捕されて裁判にかけられますが、陪審員が評決を不能にしたため釈放されます。そして再審の前に州外に姿をくらますのです。
ウォレルは33年後にジョージアで逮捕され、ニューヨーク警察に引き渡されて、レイプ事件の時に採取したDNAがウォレルのものと一致し、有罪になっています。
今回はレイプ事件の時効問題を扱ったもので、アメリカでは5年の時効が定められていました。しかしウォレルが州外に逃亡したため、その時点で時効の時計も止まります。33年間時効が停止したままの状態で再逮捕され、ニューヨークに引き渡された時から時効の時計が動くことになります。
もしもウォレルがずっとニューヨークに住んでいたとしたら、証拠のDNAが存在してもそれも無効となって時効が成立し、有罪になることはなかったでしょう。
当時レイプ事件に時効を儲けるのは時代遅れだと言われました。現在、法改正されているのかは私の知識ではわかりませんが・・・
それよりも、ジェニファー・ニールの人となりが気になりました。自分を傷つけたレイプ犯を許すという考えです。普通なら死んでも許せない行為ですが、彼女は許した上に犯人を庇う行為もしています。
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」というキリストの教えにしたがったのでしょうか。それにしても、代償は大きすぎますね。
第14話「それぞれの時効」のゲスト
ジェニー・ベーコン=ジェニファー・ニール役
レイプされた3人のうちの1人で、罪を許した上に犯人の名前を明かすことを断固として拒絶した被害者。
本名:ジェニー・ベーコン(Jenny Bacon)
生年月日:-
出身地:アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ
身長:-
職業:女優
活動期間:1999年~現在
主な出演作品
『ロー・アンド・オーダー:性犯罪特捜班』2000年と2013年
『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』2021年
『BULL / ブル 法廷を操る男』2021年
ジュディス・ホーキング=ビクトリア・クラフト役
レイプされた女性の1人で最初の被害者。事件の捜査がされていないことを知り、時効までわずかしかないことから警察長官に一刻も早い捜査を要求する気丈な女性。
本名:ジュディス・ホーキング(Judith Hawking)
生年月日:-
出身地:カナダ
身長:-
職業:女優
活動期間:1988年~現在
主な出演作品
『サンタ・バーバラ』1988年
『オール・マイ・チルドレン』2009年
『The Mercy Man』2009年
『Law & Order』2008年~2009年
ロー・アンド・オーダー:性犯罪特捜班 シーズン1が視聴できる動画配信サービス
現在『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』を視聴できる動画配信サイト
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