第7話「性犯罪者と市民権」“Uncivilized” のあらすじ
米国初放送日:1999年11月15日 日本初放送日:2007年3月13日
遊技場のある森林公園で8歳の少年R・デイビースの遺体が発見された。被害者は下半身裸の状態で、レイプされ首を何かで圧迫されて窒息死していたのだった。
ステイプラーは遺体を確認する時に暫く遺体袋を開けられず、覚悟を決めるようにまっすぐ前を見つめていた。おそらく今回も自分の息子と重ね合わせていたかのようだった。
マンチとキャシディが目撃者を探そうと外に出た時、クッキーを売っている少女たちと出会い、マイクDとジミーGという年上の少年2人が現場にいたことを語った。少年たちを探し当てて話を聞くと、タービットという中年の男を目撃したと証言する。
オリビアとステイプラーがタービットのアパートに行き聴取するのだが、犯罪のあった日はバーにいたと証言する。その後面通しをして、少年たちがタービットを指す。そして、タービットは過去に今回の被害者と同じ年齢の少年を性的虐待し、性犯罪者として登録されている前科のある男だということが判明する。
町内では事件のことを知り、性犯罪者が近くに住んでいるのを隠していたことを抗議し騒ぎが起こってしまう。
元警官のバーのオーナーにアリバイを確認したところ、タービットは店に来たが途中2時間ほど外出してまた戻ったと証言する。
アリバイが崩れ逮捕に至るのだが、タービットは無実を主張するばかり。
その後、あまりにも酷い結末が待っている。
第7話「性犯罪者と市民権」を視聴した感想
個人的評価:
このエピソードは、ネイサン・レオポルド・ジュニアとリチャード・ローブの事件を一部ベースにしています。この二人の若者は通称レオポルドとローブと呼ばれ、シカゴ大学の裕福な学生でした。彼らは1924年に14歳のボビー・フランクスを殺害し、終身刑に処されました。二人がフランクスを殺害した動機は、”完全犯罪 “を犯したいという思いからだったという。
この事件は、後に戯曲や映画化され、日本で知られている作品では、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画 『ロープ』やトム・ケイリン監督の 『恍惚』(1992年)、バーベット・シュローダー監督の 『完全犯罪クラブ』(2002年)などがあります。
今回の事件は少年に対してのレイプ殺人を扱った事件です。何とも腑に落ちないアメリカの司法制度が明るみに出ます。
性犯罪者は一度罪を犯すと、その罪の重さに準じて一定期間性犯罪者登録され、ネットで公開されます。どこに住んでいても検索されれば性犯罪者とわかり、住民たちから白い目で見られてしまいます。
それはまだ良い方で、暴行を受けたり時には殺されることも。それほどこういった類の犯罪は殺人よりも重く、倫理に反し酷いことだと認識している証拠ですね。
小児性愛者やレイプ犯罪は繰り返すことが多く、回復することは難しいということ。確かに生まれ持った性癖はなかなか治りません。
これからもシーズンが進むにつれてもっと凶悪なストーリーが描かれます。その度にステイプラーは己との闘いに・・・
キャシディ、優しいですね。少女たちのクッキーを4個も買っちゃいます♪ それを美味しそうに食べているオリビアを見ると、その後自分もクッキーを買ってしまうという連鎖反応が起きます(笑)
キャサリン・ステーブラー役のホリデー・シーガルが登場する最後のエピソードとなります。
第7話「性犯罪者と市民権」のゲスト
スティーブン・ボガーダス=ビル・タービット役
容疑者のビル・タービット役で登場。主にミュージカルやブロードウェイで活躍する俳優さんです。
本名:スティーブンボガーダス(Stephen Bogardus)
生年月日:1954年3月11日
出身地:アメリカ合衆国 バージニア州 ノーフォーク
職業:俳優
活動期間:1980年~現在
主な出演作品
『怒りのブドウ』1990年のブロードウェイ
『Love! Valour! Compassion!』1997年のブロードウェイ トニー賞ノミネート
『デビッド王』1997年のミュージカル
『パッション』2013年のミュージカル ドラマデスクアワード ノミネート

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