アメリカの犯罪ドラマの中でも大人気長寿番組『クリミナル・マインド』リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー氏と、リードの日本語吹替えを担当する森久保祥太氏の夢の対談が2018年8月に実現!その内容を紹介していきます。
マシュー・グレイ・ギュブラーには絵の才能もあった
マシュー・グレイ・ギュブラー氏は、1980年3月9日生まれのアメリカ人で俳優に声優、映画監督もこなす多彩な人物として知られています。
そんなマシュー氏が、俳優としてデビューしたのは2004年に出演した「ライフアクアティック」であり、この時期に受けた幾つかのオーディションで受かった物の1つが、マシュー氏の代表作となるテレビドラマ「クリミナル・マインドFBI行動分析科」のIQ187の天才プロファイラーであるスペンサー・リード役でした。

ちなみにこの時期、撮影中に暇つぶしで絵を描いていたとの事ですが、この絵がまた評価を受けて画家としてもデビューしたという逸話があります。
関連する事柄で、本作で画家デビューも果たしてから、マシュー氏は自身が監督する回では例えばシーズン中の被害者達が描いた絵のミスター・スクラッチであったり、シーズン13の子供が描いたピエロの絵等、必ず何かしらの自作ギミックを投入しているとも語っていました。
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マシュー・グレイ・ギュブラーが4度目の来日で語った意外な真実はJJが初恋の人!
そしてマシュー氏は、4度目の来日の際のインタビューでスペンサー・リードのサポートをこなしていたジェニファー・ジャロウことJJ(※A・J・クック女史が配役)に対するスペンサーの気持ちに関して、コメントを出しています。

そもそもの発端として、「クリミナル・マインド」ファーストシーズンが開幕した頃には、ジェニファー・ジャロウは本格的なプロファイラーではありませんでした。BAUの広報を主軸としており、異端の才能を持ち合わせた為に周囲と何処か噛み合わない空気になってしまうスペンサーを弟の様に感じつつ、上手く取り持つ役回りだったのですが、この時期のスペンサーの演技は何処と無く彼女に対する愛情を感じさせるものがありました。
それがファンの間で、物議を醸し出す事にもなったのですが、マシュー氏に2018年時点で記者がインタビューした際のコメントによると、「スペンサーにとってJJが初恋の人だった」との事でした。
ただし、スペンサーは飛び級を繰り返す様な天才的な人間であり、異端な才能を持ち合わせてもいますが、「同時に徹底した現実主義者でもある」との事で、「JJが作中で普通の結婚をして子供が2人出来た時点で、初恋の人に向ける感情から姉に向ける感情に変わった。そしてスペンサー自身も自身のパートナーを求める気持ちが出て来ている」とまとめていました。(※初恋の人→姉への家族愛への変化という事で、愛の質が変わったというニュアンス。)
この成り行きには後日談が隠されています。その内容はシーズン14の終盤エピソード15の「究極の選択」で明らかになりますよ!
あまりにも衝撃的なJJの発言に、リードはその後JJに対する気持ちが複雑化してしまいます。
マシュー・グレイ・ギュブラーが『クリミナル・マインド』から学んだ事
「クリミナル・マインド」のファーストシーズンが開幕したのは、2005年の事であり当時25歳だったマシュー氏も、現在41歳になるまでこの役を演じる事になっており、マシュー氏によればスペンサー・リードと自身の間に垣根は無いとも言っています。
「スペンサーを通じて、多くの教訓を学んできたしこれからも学んでいきたい」&「それ以外の面では絵の腕前と演技の切れ味を研ぎ澄ませたい」
とのコメントも
「JJがスペンサーの初恋だった」というコメントを出した4度目の来日時点のインタビューと同じ時期の発言によると、「ああいう人物が、実在するのだ」と思って演じているとの事で、「マシュー・グレイ・ギュブラーが風邪を引けば、スペンサーリードも風邪を引き、同じく空腹になれば空腹も共通になる」との事でした。
マシュー氏は映画監督の立場からも「クリミナル・マインド」の設定面にも加わっていますので、その点を勘案するのであれば今回のマシュー氏の発言は、シリーズの公式設定に準拠した物として捉える事も出来ます。
マシュー・グレイ・ギュブラーの理想の女性像
ちなみに、スペンサー・リードとしてではなくマシュー氏本人の考える魅力的な女性はとの質問に対する返答は、「ユーモアセンスがあり、人生を楽観的に見ている人が好ましいと思う」との事でした。
まとめ:『クリミナル・マインド』のキャストはみんな友達!シェマー・ムーアとの関係も

後はこの回のインタビューでは、他にも長期シリーズであるが故に番組を卒業(※何らかの事情で続投出来なくなった人)した人へのコメントも出ています。
それによると、「長期シリーズだけに色々な事があるものだけれど、皆友人である事には変わらない」そうで、これから新シーズンで入る新しい仲間とも楽しくやっていきたいという意気込みも語っていました。
そして特筆すべきは、この後の展開で、実はこのインタビューの少し前にテレビドラマ「S.W.A.T.」のプロモーションにて、デレク・モーガン役のシェマー・ムーア氏が来日したのですが、マシュー氏もその話を事前に察知していました。
その事もあり、インタビューの時に「この少し前に、シェマー氏に会った人はいるか」という質問を記者に投げかけ、挙手があると大喜びで記者に近づいて、明るくハイタッチをしています。
シェマー氏とマシュー氏は特に仲が良いという話もあるのですが、この事もそれを裏付ける一因と考える事も出来ます。そして最終的には、このインタビューの後に記者からのサプライズプレゼントの扇子を受け取ると、マシュー氏はとても良い笑顔で感謝の言葉を述べていたとの事でした。
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