タイムループの謎を解き明かせ! 映画「ハッピー・デス・デイ2U」

タイムループの謎を解き明かせ! 映画「ハッピー・デス・デイ2U」
Added by Brian Kurtz Posted in Happy Death Day film seriesHappy Death Day 2U|Fandom 画像加工あり

「ハッピー・デス・デイ2U」の概要

「ハッピー・デス・デイ2U」は、2017年に公開された「ハッピー・デス・デイ」の続編として2019年に公開されたアメリカ映画です。監督は前編同様、クリストファー・B・ランドン。そして主人公ツリー役も、変わらずジェシカ・ローテが演じています。続編製作まで2年の時間を経ていましたが、ストーリー的には待ったなしで新たなループが繰り返されるという状況。前編と同じ出演者達が揃い、2年間の空白を感じさせない仕上がりになっているのは観ているこちら側もタイムループを感じるほどです。

前作は低予算映画ながらかなりの高評価を得ており、当然ながら続編も期待されていました。残念ながら興行収入は前作に及びませんでしたが、コメディの要素を含むホラー映画として、エンターテイメント性があり充分面白さを感じました。
続編「ハッピー・デス・デイ2U」では、主人公がタイムループを解き放そうと必死に立ち向かいます。前編では全くダメ女子大生だったツリーが、だんだんと性格も変わり強くなっていく姿は見応えありです。派手な怖さがないので、ホラーの苦手な方にも楽しめそう。前編・続編と続けての鑑賞をお勧め致します。

「ハッピー・デス・デイ2U」のあらすじ

車の中で目覚めたライアンは、通り過ぎた車のクラクションで目が覚めます。ゴミだらけの車を降り大学の構内に向かう途中、散歩中のお婆さんの犬に激しく吠えられました。次ぎに木の下から突然現われたホームレスにお金をねだられ、スケートボードに乗った男子に危うくぶつかりそうに。今日は災難だな、なんて考えながらやっと寮に着くと、待ち構えていた環境保護活動の女子を、中国人のフリでやり過ごします。寮に入ると、廊下で下手なトランペット吹く男子と「うるさい!」と怒鳴る男子を横目で見ながら、ライアンは部屋のドアを勢いよく開けました。

部屋のベッドでは、友人カーターと夕べ連れ込んだ女子大生が良い雰囲気。邪魔者のライアンは追い出されてしまいます。間もなく研究仲間から緊急の呼び出しがかかり、急いで研究室に。そこでは仲間のサマールとドレが、卒論プロジェクトに使用する実験装置「シシー」が勝手に作動していたと大興奮。記録では、夜の12時1分にひとりでに動き出したようだ。3人は突然の出来事に驚きながらも、実験が進歩したことにやる気満々です。そんな所へ、いきなり怒鳴りながら学部長がやって来ます。大学中の電気が落ち回路がショートしたのはこのくだらない装置のせいだと怒り心頭。結局装置は、夕方6時に研究室から回収されることになってしまいました。

すっかり気落ちしたライアンは、ソファに座り込み携帯を眺めていました。何気なく眺めた画面には、自分が写った写真が。周りには誰もいなかったので不審に思い廊下に出ると、今度は廊下にいる自分の写真が届きます。ライアンはてっきりサマール達のいたずらだと思い、隠れそうな第2研究室に入ってみます。声を掛けてもそこには誰も居なく、不気味な雰囲気が漂うだけ。かすかな音を感じ物置のドアをそっと開けると、後ろにサマールがチュロスを持って立っていました。「驚かすなよ!」そう叫んだライアン。次の瞬間、背後から現われたベビーマスクに刺されてしまいます。

車の中で目が覚めたライアンは、車を降りると犬に吠えられホームレスに会います。スケートボードの男子とぶつかりそうになりながら、寮に入ると廊下ではトランペットを吹く男子と怒鳴る男子。ライアンは、なんだか不思議な感情を覚え始めます。全てに見覚えがある気がしてなりません。恐る恐る部屋のドアを開けると、カーターが女の子とベッドにいます。案の定出て行けと言われますが、思い切ってこのおかしな状況を説明すると「デジャブ!」と、ツリーが思わず口にする。そしてサマールから電話が入り、研究室へ呼び出されます。とまどうライアンでしたが、ツリーは全てを察知し死のループの説明を始めます。今度はライアンに、ループが始まったのかもしれない。

「ハッピー・デス・デイ2U」の感想

映画の始まりユニバーサルのクレジットが微妙にループしているのはご存じですか?
本編の始まりを待っている時に、おや?と気が付きました。さらに続編のクレジットでは「バック・トウ・ザ・フューチャー」の雰囲気を感じたのですが、これは私だけでしょうか(笑)そういえば、ランドン監督は多くの映画作品を参考にしていたとのこと。確かに「バック・トウ・ザ・フューチャー」もその中のひとつでしたね。本当にしゃれているなぁ~。劇中でもあちらこちらに映画のオマージュが隠され、映画が好きでたまらない監督の気持ちが伝わります。

本編「ハッピー・デス・デイ」の続編である「ハッピー・デス・デイ2U」、キャスト達が引き続き出演し、味のある演技を見せています。主人公だけがクローズアップされた本編と変わり、今回はライアンという男子生徒がループにはまってしまう。学園コメディの要素を強く感じてしまう部分もありますが、テンポ良く殺され、テンポ良くループするという意外性は今度も惹きつけられました。後半のツリーの潔さは気持ちいいものの、何度も自ら死を選び殺人鬼を追い詰めていくあたりはちょっと気の毒かな。
ストーリーは、本編の終わりからそのまま繋がって始まるので2作品続けて視聴しないと理解できないかもしれません。どっぷりホラーではないので、軽い気持ちで楽しんで観るのがいいかもしれません。

「ハッピー・デス・デイ」の3作目はあるのか

ランドン監督はこの作品に思い入れがあり、3作目の製作にかなり前向きだったよう。更なるループを考えていたのかもしれませんが、続編が思う程ヒットにはならず残念ながら可能性は低くなりました。それでもまだ考えを持っているそうなので、また場所や形を変えて
ベビーマスクの殺人鬼が現われるかも知れませんね。

クリストファー・B・ランドン監督の2020年の作品は「ザ・スイッチ」です。50男の殺人犯と女子高生が入れ替わる、やや「ハッピー・デス・デイ」を彷彿とさせるお話。そして2021年は「パラノーマル・アクティビティ7」の脚本製作に携わりました。

「ハッピー・デス・デイ2U」のキャスト

本編から変わらないキャストが引き続き出演しています。しかし本編と続編の次元の変化で、役どころが微妙に違うので、その辺りの紹介もちょっとだけ交えています。

1.(ツリー)テレサ・ゲルブマン役=ジェシカ・ローテ

(ツリー)テレサ・ゲルブマン役=ジェシカ・ローテ
大学教授のグレゴリーと不倫中の、今時の女子大生です。同じ教授と不倫中だったルームメイトのロリに恨まれ殺されるが、それが謎のループに。最後はロリをやり返して助かりました。カーターとは恋人同士になります。次元の変化で、ループはライアンに再発・・そこは死んだはずの母も生きている世界でした。またもツリーの戦いが続きます。

2.カーター・デイビス役=イズラエル・ブルザード

カーター・デイビス役=イズラエル・ブルザード
面倒見の良い優しい男子学生で、酔ったツリーを介抱で自分の部屋に泊めました。毎回彼の部屋からループが始まると言うツリーを信じ、見方になってくれます。最後は殺人犯をやっつけたツリーと恋人同士になりました。次元の変化では、なぜかダニエルの恋人で優しすぎて振り回されている状況。ツリーには変わらず優しい男子です。

3.ダニエル・ボーズマン役=レイチェル・マシューズ

ダニエル・ボーズマン役=レイチェル・マシューズ
常に女子力高い意識の彼女は、どんな時も見栄えを気にします。ツリーにささやかな対抗意識を持ちながら、女子寮を牛耳る女子大生です。男子学生のニックに目をつけていますが相手にされていません。ところが次元が変わるとカーターと交際中で、ニックは浮気相手になっていました。

4.ロリ・シュペングラー役=ルビー・モデイーン

ロリ・シュペングラー役=ルビー・モデイーン
ツリーのルームメイトで真面目な看護学生。病院でアルバイトをしながら、人知れずツリーと同じグレゴリー教授と不倫をしていました。嫉妬心からベビーマスクの殺人鬼となってしまうが、最後はツリーに抵抗され死んでしまいます。次元が変わると、グレゴリー教授との不倫関係は変わらないが殺人犯ではありませんでした。ツリーとは良い友達となっています。

5.ライアン・ファン役=フィー・ヴ(ピ・ヴ等の記載も有り)

ライアン・ファン役=フィー・ヴ
カーターのルームメイトで、本編では、毎朝カーターとツリーが居る部屋に飛び込んで来るシーンがメインでした。しかし、続編では自分がまさかのループに陥ってしまいます。そしてループの原因を作ったのもライアン自身でした。フィーはちょっととぼけた感じの男子学生ライアンを上手く演じ、今回は主役のツリー同様の活躍で人気を得ました。

1991年11月21日、アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズの生まれ。アジア系アメリカ人の俳優兼ダンサーです。本来は医療分野を学ぶための学生でしたが、ダンスへの興味を深め進路を変更しました。ネット動画で必死に勉強を続け、2014年公開映画「ピッチパーフェクト2」出演の機会を手にしました。主な出演作品「ローガン」「パーフェクト・デート」など。

6.サマール役=スラージ・シャルマ

サマール役=スラージ・シャルマ
ライアンの研究仲間で、チュロス大好き男子学生です。数字や研究には頭脳が働くものの、余り責任感がなく学部長に叱られると一目散に逃げるタイプ。意思が弱そうですが、最後は皆で力を合わせループの解除に奮闘します。

1993年3月21日、インド・ニューデリー生まれです。どこかで見覚えのある顔だなぁと思いましたが、なんと「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の主役、インド人青年パイを演じた彼でした。スラージは全くの演技経験を持たず、弟のオーディションに付き合い思いがけなく主役にスカウトされました。この作品で多くの賞にノミネートされ、受賞も果たしています。主な出演作品「ミリオンダラー・アーム」、ドラマシリーズ「HOMELAND」など。

7.ドレ役=サラ・ヤーキン

ドレ役=サラ・ヤーキン
もう1人のライアンの研究仲間の女の子です。あまり台詞が多くありませんでしたが、周りの女子大生とは打って変わったモコモコのアフロヘアーと眉毛が逆に印象的でした。オタクっぽい素朴な女子大生をサラリと演じています。

1993年5月28日アメリカ生まれの女優で、プロデューサーでもあります。2011年デビュー、2016年のテレビシリーズ「トランス・ペアレント」や2017年「フォーサム」に出演。2022年公開「悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ」では、殺人鬼と対決する主役メロディを演じています。

8.デイーン・ロジャー・ブロンソン役=スティーブ・ジジス

デイーン・ロジャー・ブロンソン役=スティーブ・ジジス
大学の学部長です。ライアン達の研究実験が学校中の電灯をショートしたり停電を起こしたりしていると疑い、(実際そうだった)何かと研究を止めさせようとします。盲目のフリをするダニエルとの絡みや、編み物が上手だったところが笑えます。

1975年12月17日、アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズの生まれです。ギリシャ系アメリカ人の俳優、ライター・プロデューサーでもあります。
2013年公開の「her世界で一つの彼女」、2018年公開「フロントランナー」等に出演。また2021公開エマ・ストーンの「クルエラ」ではストーリーライターとして関わっています。

9.テイム・バウアー役=カレブ・スピルヤーズ

テイム・バウアー役=カレブ・スピルヤーズ
本当はゲイの男子学生ですが、隠れ蓑にツリーを何かとつけ回します。その後ツリーに自分に正直になるように忠告され、次元が変わった世界では彼氏が出来ていました。カミングアウトが、良い方へ変化したようです。

1987年5月22日、アメリカ・アーカンソー州マウメル生まれです。丘陵地帯で育ったカレブは、健康的なアウトドア派で運動神経が良かったようです。幼い頃から体操に興味を持ち、10回も州のチャンピオンになります。パフォーマンスはその後のキャリアに繋がって行きました。主な出演作品2015年公開「ゾンビシャーク感染鮫」、2020年公開「ハーレー・クインの華麗なる覚醒」など。

10.ニック・シムズ役=ブレイン・カーン3世

ニック・シムズ役=ブレイン・カーン3世
本編では女子力高い意識のダニエルのアピールを無視し、ツリーと良い感じになります。パーティー大好きな少々おバカな男子学生で、ベビーマスクの殺人鬼に殺されてしまいます。別次元の世界では、ダニエルの浮気相手になっていますが相変わらず間抜けな男子です。

1996年11月14日、アメリカ・カリフォルニア州生まれです。俳優、プロデューサー。
主な出演作品2010年「ウォーキング・デッド」2019年公開「パーフェクト・デート」、2020年「ラブバード」など。

11.グレゴリー・バトラー役=チャールズ・エイトキン

グレゴリー・バトラー役=チャールズ・エイトキン
既婚の大学教授ありながら、ツリーとロリのふたりと不倫をしている悪いやつです。ツリーは半分遊びだったので、後半で別れを切り出され憤慨します。成績評価を盾に、別れたくないと脅すような情けない男でした。次元が変わるとツリーとは無関係ですが、ロリとはやっぱり不倫中。最後は殺人にまで絡んできます。

1979年8月17日、イギリス・イングランド生まれです。アメリカで生活を始め、10歳の時に、マーク・レスター主演の「オリバー」でデビューしました。主な出演作品、エミリー・ブラント主演「ガール・オン・ザ・トレイン」やテレビドラマ「ザ・ニック」など。

12.ステファニー・バトラー役=ローラ・クリフトン

ステファニー・バトラー役=ローラ・クリフトン
グレゴリー教授の妻ステファニー。夫の不審な行動に怪しんでいるものの、良き妻の役どころでした。別の次元では夫婦間で揉めているようで、最終的には隠れた本性を露わに。
主な出演作品2002年公開「ニュー・ガイ」2006年公開「キング罪の王」など。

13.ジュリー・ゲルブマン役=ミッシー・イエーガー

ジュリー・ゲルブマン役=ミッシー・イエーガー
ツリーの母親で元の次元ではすでに亡くなっていますが、別次元では元気に生きており優しいお母さんです。この事はツリーにとって大きな喜びで、元の次元に帰る事を迷わせる原因になりました。1968年2月8日アメリカ生まれ。夫は「トゥルーブラッド」のサム・トラメル。

14.デビット・ゲルブマン役=ジェイソン・ベイル

デビット・ゲルブマン役=ジェイソン・ベイル
ツリーの父親、元の次元では妻を亡くしツリーとの間に溝が出来ていました。それでも誕生日には必ず連絡を取る優しいお父さんです。別の次元ではツリーと普通に接し、家族思いの良い父親。主な出演作品「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」「セレブリテイ」など。

15.ジョン・トウームズ役=ロブ・メロ

ジョン・トウームズ役=ロブ・メロ
女性を狙う連続殺人犯ジョンは、両方の次元で捕まった後病院に運ばれ拘束されています。元の次元では脱走しますが、別次元ではツリーとの戦いに負けることに。

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