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エピソード21「更生への道」“Criminal” のあらすじ
米国初放送日：2004年4月20日 日本初放送日：2010年2月24日
公園内に規制線が張られている場所があったが、事件の報告がされていなかった。騎馬警官が中に入ってみると、女子大生の絞殺死体を発見。被害者の爪は切られており、引っ掻き傷で証拠が残らないようにしていた。更に、現場の証拠が殆ど消されていたことから、科学捜査に詳しい者の犯行であると推定。
被害者はレベッカ・ウィーラーで、捜査妨害で逮捕されている前歴があった。刑事司法制度を非難しており、警察から敵対視されていたとみられる。事件のあった夜、レベッカが更生に尽力していた麻薬依存症者のルディと一緒だったことが判明。ルディは2週間前に仮釈放になっていたのだった。
オリビアとステイブラーはルディに尋問するが、彼が持っていた書籍から、クレイゲンが数十年前に同様の犯罪で逮捕した、犯罪学教授のハビア・ベガに焦点が当てられることに。
エピソード21「更生への道」を視聴した感想
個人的評価：
場数を踏んできたクレイゲンらしい作品でした。自ら逮捕した人間の再逮捕という、難しい局面に立たされた警察の辛い捜査でもあります。初見では、「更生への道」はストーリー的には特に驚くことはなかったし、主役ゲストのジェームズ・マクダニエルには大いに感銘を受けました。そして、マクダニエルの演技がこの作品をより高いレベルへと引き上げています。
シーズン5の他のエピソードの殆どは、緊張感や感情に満ち溢れていますし、このエピソードも例外ではありません。最も緊張するのはクライマックスで、震撼させるようなものではありませんが、それでも注意を引きつけ、うまく演出されています。しかし他のエピソードと比べると、驚きや捻りが足りないような気もしました。それは、SVUに期待を持ったせいかもしれません。
本作品を見応えのある作品としているのは、マクダニエルが素晴らしい演技を見せ、彼が有罪か無罪か分からなくなるような、驚くべき複雑さをキャラクターに与えているからでしょう。ダン・フロレクは、責め苦に満ちた罪悪感を実に感動的に演じています。クレイゲンにスポットライトを当て、彼が純粋に反省している姿を見ることができたのは、とてもよかったです。有罪か無罪かのジレンマに対する答えは意外なものではなかったのですが、クライマックスはよくできています。
非常に考え抜かれた脚本で、ストーリー展開はバランスがとれていて、後半になるとより面白くなり、予測もできなくなってきます。疎外感を感じさせない適度な親密さで撮影されており、時間の経過とともにどんどんタイトな編集になっているのも素晴らしいです。
今まで見たことのないような独創的な犯行で、クレイゲンを騙し、オリビアやステイブラーを疑心暗鬼にさせます。私はクレイゲンの活躍を見るのが大好きです。本家「Law & Order」初期から出演していた彼の演技は、SVUの後のシーズンでは得られない喜びがあります。
エピソード21「更生への道」のゲスト
ジェームズ・マクダニエル＝ハビア・ベガ役
本名ジェームズ・マクダニエル・ジュニア（1958年3月25日生まれ）は、アメリカの舞台、映画、テレビ俳優である。医師のジェームズ・マクダニエル・シニアの息子としてワシントンDCでジェームズ・マクダニエル・ジュニアとして生まれた。 ペンシルベニア大学で獣医学を学んだ。 最終試験を受けた後、演技経験はなかったがニューヨークに移住して俳優になることを決意。ダンスと声のレッスンに通ったマクダニエルがペプシCMで初めての役を獲得した。
テレビ番組『NYPDブルー』のアーサー・ファンシー警部補役でよく知られている。リンカーン・センターで大ヒットした舞台『Six Degrees of Separation』では、ポール役を演じた。1990年に放送された不遇のシリーズ『Cop Rock』では警察官を演じ、1992年の映画『マルコムX』ではスパイク・リー監督の側近として、活動家マルコムXを演じた。また、ABCテレビのシリーズ『デトロイト 1-8-7』ではジェシー・ロングフォード巡査部長を務めた。
ゾーイ・サルダナ＝ガブリエル・ベガ役
本名ゾエ・ヤディラ・サルダニャ＝ペレゴはアメリカの女優である。1978年6月19日にニュージャージー州パサイックで生まれた。両親はドミニカ人であるアリディオ・サルデーニャと、プエルトリコ系であるアサリア・ナザリオである。ナザリオは子供の頃、母親とドミニカ共和国で暮らしていたが、政情不安から逃れるためにニューヨークへ移住した。サルダナはワイアードのインタビューで、自分はドミニカ人とプエルトリコ人であると発言している。
姉のシセリーとマリエルとともに、英語とスペイン語のバイリンガルとして育ち、家庭ではスペイン語を第一言語としていた。幼少期の大半はニューヨーク市クイーンズ区のジャクソンハイツで過ごした。
父親は、彼女が9歳のときに自動車事故で亡くなった。母親は3人の姉妹をドミニカ共和国に送り、亡父の家族に育てさせた。未亡人となった母アサリアは、ダゴベルト・ガランと結婚し、彼女たちの継父となった。彼女たちは彼を真の父親だと思っている。
自分の人種的アイデンティティについて、サルダナは「黒人になる方法は一つではない。私は、私が知っている方法で黒人になりました」と語っています。
ドミニカ共和国に住んでいたときに、ダンスへの愛に目覚めた。彼女はECOS Espacio de Danza Academyに入学し、ダンスの形態を学んだが、バレエは彼女の情熱だと述べている。
2年生になると一家はニューヨークに戻り、クイーンズのニュータウン高校で初等教育を終えた。
1995年、サルデーニャはブルックリンの演劇グループ「フェイシズ」に出演し、薬物乱用や思春期の性などの問題を探求し、10代の若者を励ますような作品に出演した。この時期、彼女はニューヨーク・ユース・シアターに出演し、その作品『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』に出演したことから、タレント事務所が彼女をスカウトすることになった。ダンスの訓練と演技の経験により、『センターステージ』（2000年）のバレエ学生エヴァ・ロドリゲス役で、映画初出演を果たした。
主にSF映画フランチャイズでの活躍で知られ、歴代最高興行収入を記録した3作品『アバター』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『アベンジャーズ/エンドゲーム』すべてに出演しており、これは他の出演者が達成していない偉業である。出演した映画の世界興収は130億ドルを超え、2023年の時点で映画女優としては2位、俳優全体としては4位の興収である。
ダグ・E・ダグ＝ルディ役
ダグ・E・ダグ（1970年1月7日生まれ）は、アメリカの俳優である。ニューヨークのブルックリンで、ジャマイカ人の父とアフリカ系アメリカ人の母の間に生まれた。
17歳の時にスタンドアップコメディアンとしてキャリアをスタートさせた。CBSのシットコム『ザ・コスビー・ショー』のグリフィン・ヴェシー役、映画『クール・ランニング』のサンカ・コフィ役、アニメ映画『シャーク・テイル』のバーニーの声などを演じた。
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