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クリミナル・マインド FBI行動分析課 シーズン15のあらすじと見どころ
皆さんに愛されたクリミナル・マインド、とうとうファイナルを迎えました。
長い年月を共にしたキャストは勿論のこと、世界中のファンが画面を前に叫んだり笑ったりそして涙ぐんだりと、ひとつのファミリーのようになれたドラマだったと思います。
シリアルキラー達の犯罪がテーマであるこのドラマ、ストーリーもビジュアルも見事なくらい残虐で、ここまで見せるの!?っていうシーンが多くありました。
正直メンタルが危うくなりかけましたが、実際演じる側であったギデオン役マンディ・パティンキンは同じ理由で降板しています。
グロい(笑)ドラマでも惹きつけられたのは、やはり脚本が素晴らしかったから。
その脚本に携わっていたのがガルシア役カーステン・ヴァングスネスでした。
彼女はシーズンスタートからファイナルまで出演し、エピソード毎に見せる笑いで和ませてくれる重要な存在でした。
今回彼女の執筆で、どう物語が締めくくられるのか楽しみです。
ファイナルという事もあり、懐かしい出演者が顔をみせてくれますよ。
回想シーンで元BAUメンバー、ギデオン・ホッチ・モーガンが再登場。
でも全てのファンは、最後くらい全員集合のかっこいい姿を見たかった!が本音ですよね。
そして番組のある意味主役と言えるシリアルキラーからは、やはりこの人ジョージ・フォイエット。ホッチを追い込んだ最強の殺人者でした。
更にキャット・アダムス。どこまでもリードに狙いを定めつきまとう女ハンター。彼らもファイナルを「悪」で飾ります。
ファイナルは全10話、JJとリードの今後の展開やエミリーの恋の行方など見所が凝縮されていますのでお楽しみに。
このブログでは全シリーズエピソード毎のあらすじや格言ゲスト紹介、キャラクター人物像、降板した俳優・女優、リードの来日インタビューなど沢山の関連記事をのせていますので是非そちらもご覧ください。


最後まで読んで頂きありがとうございました。ではファイナル、どおぞ♪
第1話「皮を剥ぐ男」“Under the Skin”

あれから半年が経ち、マットと妻クリスティは5回目のベビーシャワーを開いていた。
BAUのチームや祝福する人で溢れ、そこでは皆が和やかな時間を過ごしています。
そんな中でもリードとJJは、いまだに気まずいまま・・・。
一方ロッシは、逃亡中のエヴァレット・リンチの捜査を人知れず続けていました。
エミリーはリンチを逃してしまったロッシの気持ちを知りつつ、これ以上の単独行動は許さないと釘を刺します。
ロッシはすでにボルティモアで発見された遺体を調べていた。
男性の遺体は胴体の皮を剥がされており、地元警察は動物に襲われたと断定していたもののロッシにはリンチの仕業だと思えてならない。
今度こそ逃がすまいと気持ちがはやるロッシですが、エミリーは危険な行動を阻止するように正式にBAUの捜査としての要請を求めます。
そしてまた新たな遺体が発見されチームが捜査をすすめるが、浮かびあがる犯人像はリンチとかけ離れていく・・。
複雑に絡み合う事件、異常ともいえる犯人達の繋がりにロッシは気が付きます。
そして追い詰めたJJが危険な状況になる!
“人は 自分が思う自分ではなく 隠してる自分だ” アンドレ・マルロー(フランスの作家、冒険家、政治家)の名言
第2話「目覚め」“Awakenings”

JJはリンチと娘グレイスを確保寸前、撃たれてしまう!
運悪く防弾ベストの隙間にあたり激しく出血、状況は良くなかった。
リードによって病院に運ばれるが、心停止に陥りウイルを呼ぶ事になる・・・。
一方事件の全てがリンチと繋がっていた事実を理解したエミリー、ロッシを信じなかったことを悔やみ謝ります。ロッシはJJの為にも必ずリンチを逮捕しようと決意する。
その頃車を盗み逃亡していたリンチは、足手纏いになるグレイスと車を捨て別々に逃げようとしていた。当然グレイスは激怒するが、悪知恵を働かせ父と行動を共にします。
親子は冷酷な相棒となり更なる殺人を重ねて行くが、リンチにとって一番なのはあくまでも自分。娘であるグレイスでさえ、結局は獲物でしかない。
ロッシは逃亡を阻止しようと、リンチの母親ロバータを説得する。
JJは無事に手術を終えました。
ずっとそばにいたリードは思いの丈を吐き出し、ただ生きて欲しいと願います。
そしてまたJJも、正直な気持ちを打ち明ける。
大切なものをなくさないように、ふたりは前に進む事を選んだようです。
“何かが動くまで 何も起こらない” アルベルト・アインシュタイン(ドイツの理論物理学者)の名言
第3話「復讐のアルバム」“Spectator Slowing”

オハイオ・ケンタッキー・テネシーと、謎の小包爆弾事件が続いていた。
今回は爆弾の威力が弱く、被害にあったロンダ・カークマンと娘は命を取り留めます。
3件どれも荷物としての配送は無く、犯人が直接届けたと思われます。
爆弾魔は、事件毎に過激になるのが通常だった。
威力が弱いと証拠が多く残され、その失敗は次の事件へ影響するのではと心配されます。
爆弾の専門であるマットは妻の出産で休暇、BAUは残ったチームで対処することに。
その後犯行声明はなく、過激な理念を持ち合わせた犯人ではないようだった。
被害者同士の共通点も無く、犯人のターゲットがはっきりしない。
BAUは地理的プロファイルが明らかになるまで、動きを止めなければならなかった。
やがて怪しげな手紙がロンダ宛に届いていたのが解る。
内容は葬儀の招待状で、すべての被害者宅に送りつけられていました。
「お楽しみは続きます・・」それはただの嫌がらせなのか。
マットが現場写真を確認、爆弾を比べロンダの爆弾だけが弱められているのが解る。
犯人は長く苦しむ姿を見ようと、意図的に殺さないようにしたのだろうか。
“人生には 我々の期待に応える義務はない” マーガレット・ミッチェル(アメリカの小説家)の名言
第4話「忙しい土曜日」“Saturday”

事件の無い休日、チームはそれぞれの休日を過ごしていた。
毎夜悪夢にうなされるリードは、カウンセラーの元に。
夢の中にあらわれた殺人鬼が、オフィスで斧を振り回し全員を惨殺する!
そう説明するリードに、仕事に関わらない人との交友を持つようにとカウンセラーは課題を出します。
一方マックの自宅では予想外のベビーベッドに悪戦苦闘。
ロッシと二人がかりで組み立てが始まる。エミリーはそのイベントを楽しみ、ひたすら飲み放題(笑)そこへ元隣人から訴状が届く・・・。
その頃ガルシアはオフィスを使ってワークショップを開催中。
そこで参加者エリザベスから、ネットでの悪質なストーカーに悩まされていると相談をされる。警察に何度も相談したが埒があかず、メッセージは攻撃的になっていった。
ガルシアはチームを呼び出し、この件を調査する事に。
リードはカウンセラーの帰り道、公園で変わった子供に絡まれる(笑)
そのおかげでマックスという女性と親しくなり、思いがけなく楽しい時間を過ごします。
始終穏やかに進んだエピソードでしたね。
リードの久しぶりの笑顔には、ホッとさせられます。
“人に週末の話を聞くのは 自分の話をしたいからだ” チャック・パラニューク(アメリカの小説家)の名言
エピソード4のゲスト
レイチェル・リー・クック
リードの恋のお相手? マックス役。1979年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。イタリア系アメリカ人。身長157㎝と小柄でキュートな女優さん。10歳でCM出演モデルとしてデビュー。映画「シーズ・オール・ザット」「プッシーキャッツ」で主役を演じ賞も受賞しています。インディーズ映画に多く出演。ドラマ出演は「ゴースト 〜天国からのささやき」「ラスベガス」など。
第5話「狙われた兄弟」“Ghost”

イリノイ州で、バスケを楽しんでいた二人の男性が何者かに狙撃された。
2日前にも駐車場にいた男性が狙撃されていたが、公共の場で遠くから狙い撃ちする手口は、15年目の狙撃犯フィリップ・ダウドの犯行にそっくりだった。
しかし犯人はその時リードによって射殺、BAUは模擬犯として捜査にあたることに。
間もなく次の事件が起こり、この3日間で被害者は6人となった。
その現場の公園はダウドの事件で亡くなった警察官の名前が付いていた。
リードは15年前とこの事件は関連していると考えます。
現場を調べるルークとマットは、被害者の撃たれた状況から犯人の位置を割り出していたが、どう考えても長距離からの発砲ではないと感じる。
そして遺体検証からも、全員が近距離で撃たれたと判明した。
銃はサイレンサー付きで複数、それは犯人が複数いるということだった。
警察に匿名の情報が入り、犯人達の居場所に向かう事になります。
エミリーは狙われている警察官達を護衛するために、パトカーを先導にタラ・ルーク・マットの車を後続にする。しかし背後には犯人たちが潜んで居たのだ!
“幽霊の正体 それはやり残した仕事” サルマン・ラシュディ(イギリスの作家で無神論者)の名言
第6話「デートの夜に」“Date Night”

リードとマックスの関係は順調に進んでいるようでした。
3度目のデートでふたりが出かけようとしたところ、やっぱり事件は起こります・・。
ガルシアに謎の誘拐メールが届いた。
添付された写真には人質父娘と一緒に犯人の女が顔をさらしている。
要求は、「キャット」ことキャサリン・アダムスを解放し、リードとデートをさせることだった!
すぐにBAUは動き出し、誘拐犯はキャットと同じ刑務所にいた犯罪者と解ります。
刑務所で女を手なずけ、人知れずリードのストーカーをさせていたのだ。
全ての罪を認め、死刑を目前にしても尚キャットは執着を解けずにいる。
それは、今度こそゲームに勝つためなのか?
人質救出の為には、デートを実行するしかない。リードは冷静に対処し、上手くやりすごそうとします。その間チームはキャットの裏の狙いを探り、人質の居場所探しに奔走する。
やがて人質はマックスの父親と妹だと解った。
ついにマックスまでも巻き込み、彼女は言えない秘密まで言わされてしまいます。
このままゲームはキャットの思う方向に進むように思われた・・・。
最後に待つのは、BAUチーム最大の見せ場ですよ!
“精神を病む人は 人が望む言葉を話し 先に行動を起こす” デヴィッド・フォスター・ウォレス(アメリカの作家)の名言
第7話「シュレーディンガーの猫」“Rusty”

デンバー支局から、連続殺人事件の協力要請が入る。
3人の男性が殺害され、その首は切断され持ち去られていた。
恐ろしい様子は携帯の動画で撮られ、警察に送りつけられたのだった。
デンバー支局長は、エミリーの恋人であるメンドーサが担っていた。
2ヶ月前、彼は別れて暮らす娘の為に移動願いを出したのだ。
それ以来ふたりは遠距離恋愛を続け、メンドーサは何かと気持ちを表しますが、エミリーはこの恋愛のカタチには戸惑いがあるようです。
犯行現場を調査するJJとリードは、犯人が病的な凶暴性や精神破綻の症状を見せていることに注目する。防犯カメラを避けようともせず映り込み、衝動的に家に押し入って襲っていた。そして首は生きたまま切断していたと解る。
被害者の体には皆同じ記号、数式のようなものが胸に描かれていた。
それはシュレーディンガー方程式だと、リードが説明します。
犯人はパラレルワールドを信じ、現実から逃避し意味不明な行動を続けているのだった。
ロッシは最近のエミリーを気にかけ声をかけます。
仕事よりも自分の幸せを掴むようにとアドバイスするのでした。
“悪人は歴史の中で変化し 人の戒めとならなくなる” アダム・セルワー(アメリカのジャーナリスト、作家)の名言
エピソード7のゲスト
メアリー・リン・ライスカブ
悪徳ソーシャルワーカーのブレンダ役。1971年ミシガン州生まれ。「24」でクロエ・オブライエン役を演じジャック・バウアーに並ぶ人気を得ました。映画「メラニーは行く!」「ファイヤーウォール」「リトル・ミス・サンシャイン」「キングス・オブ・サマー」など、ドラマでは「メンタリスト」「ガールフレンド・エクスペリエンス」「ハワイファイブ-0」などの出演があります。
第8話「ファミリー・ツリー」“Family Tree”

冒頭、エミリーがFBI長官にどうかと打診されます。
受け入れれば、数ヶ月先の人事会議で適任かどうか審査されるという。
一方JJにもまた、ニューオーリンズ支局への異動の話が上がっていた・・・。
テキサス州ボーモントで、死後3日は経っていると思われる男性遺体が発見される。
数日前には森で娼婦の遺体も見つかっており、状況から同一犯と考えられた。
被害者は、手・耳・舌など体の一部が切り取られていたのだ。
更にこの48時間で、弁護士の男性と娼婦が行方不明になっており犯行はまだ続くのかもしれない。共通して解ることは、ごく普通の会社員と娼婦という組み合わせ。
怨恨の線も視野に入れBAUは現地に向かう。
そして予想通り、ふたりは遺体となって発見された。
男性はゴミのように焼却炉に捨てられ、女性は森に埋められている。
怒りの度合いは男女で真逆に感じられるが、体を切断するのは同じだった。
現地警察官が、パトカーの上に郵便の様な封筒が置かれているのに気が付く。
中身は女性物のイヤリングと音声テープ。
その声は自分の犯行を肯定しつつ、誰かに止めて欲しいと懇願していた。
“飲酒は噂され 渇きは無視される” スコットランドの格言
エピソード8のゲスト
T・J・パワー
T.J.パワーは、『食べて、祈って、恋をして』(2010)、『Offspring』(2010)、『ザ・リトル・デス』(2014)で知られるオーストラリアの俳優、監督。『ザ・リトル・デス』では、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。
第9話「悪魔の血」“Face Off”

FBI長官としての最終選考に残ったエミリー、JJに次期BAUリーダーとなって欲しいと伝えます。そしてガルシアにもまた、新しい道が開けようとしていました。
BAUが新しく変化していくのだと、全員が感じていました。
エバレット・リンチはいまだに逮捕されていなかった。
リンチに襲われて以来PTSDに悩まされるロッシは、意を決しギデアオンとのスタート地点に戻る。すると、頭の中に若かりし頃のギデオンが語りかけてきます。
リードはひとり捜査を続けるロッシの気持ちを察しながらも、ギデオンとの歴史を生かすためにもチームで行動しようと説得します。
やがて調査によって、リンチが父親探しをしていると解る。
自分の娘を手に掛けたリンチもまた、父親に殺されかけたのか?
チームはリンチの母ロバータと面会し、父と息子の過去を探ろうと試みる。
そして、孫を殺された腹いせに息子を始末しに行くのかと、激しくロバータを揺さぶります。
その頃リンチはすでに新しいターゲットとの生活を送っていた。
しかしすぐに新たな獲物が現われ、犯行はエスカレートしていく。
“傷を負った人は危険だ 生き残れると知ってる” ジョゼフィン・ハート(アイルランドの作家、舞台プロデューサー、テレビ司会者)の名言
第10話「そして最後に・・・」“And in the End…”

ロバータはリンチを道連れに爆弾自殺をはかった。
思いがけない結果で事件は解決する。
巻き添えで吹き飛ばされたリードも、何事もなく自宅に戻ります。
しかしリードにはこの結果がどうしても納得がいかない。
リンチは本当に死んだのか、推測を深めていくうち突然意識を失う・・・。
夢をみているようだった。
目の前でモーガンとエルが会話をしている。
そこをホッチとギデオンが通り過ぎ、明日からの休暇を楽しみにしていると言う。
彼らはあっという間に消えてしまうが、今度はストラウスが現われる。
そしてあの悪魔のようなフォイエット、天使のように美しいメイヴも・・・。
リードは自分が死の間際にいると知ります。
久しぶりにすがすがしい朝を迎えたロッシ、引退する覚悟を決めオフィスに向かいます。
しかしリンチが生きていると発覚し、事態は思いがけない方へ向かうのだった。
最後に、ガルシアの出発をファミリー全員が笑顔でお祝いします。
「どんなに酷く辛い事件が起きても、家族が居たからここまでこられた」
ガルシアの言葉は、長く続いたこの番組を物語るようです。
そして、BAUは新たなスタートをする。 END。
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