ロー・アンド・オーダー:性犯罪特捜班のキャストはこちら
エピソード20「肥満の呪縛」“Fat” のあらすじ
米国初放送日:2006年5月2日 日本初放送日:2011年1月12日
ステイブラーが教会で、告解をしている。気が短いことで家族や友人が自分から離れていくと…
神父は、妻に電話しなさいと言うが。
ステイブラーが教会方出ると、クイーンズのSVUに所属しているブレインが待っていた。ステイブラーと新しくコンビを組むことになったと言う。暴行され、指を切断された少女の事件を担当することになる。
発見者のホームレスが被害者から盗んだバックから、被害者は高校生のジェシカ・ディレイだという事が判明。更に、切断された指も持っていたのだった。ステイブラーはブレインの尋問の仕方に疑問を覚える。
また、ジェシカは保険局のおとり捜査に協力していたことも明らかになる。その後靴跡や鑑識の結果から、体重100キロ以上の男女が犯人である可能性が高かった。
エピソード20「肥満の呪縛」を視聴した感想
個人的評価:
このエピソードの中で、ルディ・ビクストンは肥満によるII型糖尿病だということ。皮肉なことに、ルシウス・ブレイン刑事を演じたアンソニー・アンダーソンは2002年に糖尿病と診断されています。
肥満による劣等感から生まれた犯罪で、ステイブラーがオリビア以外の刑事とコンビを組んだ注目作、と思っていたのですが、相手役のブレイン刑事が意味もなく怒ることに違和感を覚えました。
クレイゲンは、ステイブラーに自分の性格に気付かせるためと語っていましたが、根拠のない怒りはステイブラーにはなかったような気がします。そのため、無理なキャスティングだったと感じました。やはり、ステイブラーにはオリビアがしっくりきますね。
短時間の出演となったオリビアですが、あの存在感は流石です。彼女の顔が見えるだけでドラマに華をもたせえるのですから。
ここでは多くの副題が扱われていますが、混乱することなく最後まで楽しめました。自尊心の問題を抱えたり、いじめや嫌がらせを経験したことのある人なら、誰もが共感するエピソードではないでしょうか。ステイブラーとオリビアの、短時間ではありますが相性抜群のシーンが好きです。
後半はより多くのことが明らかになり、衝撃的な要素も増えてきます。ほとんどの演技は素晴らしく、特にオマー・ベンソン・ミラーの衝撃的な行動が最高でした。また、ダン・フロレクは強く賢い上司であることを証明しているエピソードでもあります。
前述していますが、ブレインはうっとうしくて攻撃的すぎるところが共感できませんでした。アンソニー・アンダーソンの極度に大げさな演技や不必要なセリフもこれに拍車をかけています。ステイブラーとブレインのコンビは決してうまくいくことがなく、2人の険悪な雰囲気がこのエピソードの質を下げている要因でもあります。
後半は面白かったのですが、平凡でした。ステイブラーは以前にもそれ以降にも、フィンの実の息子のような容疑者に攻撃的になって、自分の仕事を危険にさらしたことがありました。
今回ブレインが同じようなことをしていたにも拘らず、自分を顧みないで受け入れない姿勢は、明らかに脚本のミスです。オリビア以外の人間と仕事が出来ないことを証明しているようなものでした。もう少しステイブラーを心の広い人間にキャスティングしてほしいと思います。
エピソード20「肥満の呪縛」のゲスト
アンソニー・アンダーソン=ルシウス・ブレイン刑事役
アンソニー・アンダーソン(1970年8月15日生まれ)は、アメリカの俳優、コメディアン、ゲーム番組の司会者です。母ドリス(旧姓ハンコックス)は電話交換手兼女優で、継父スターリング・ボウマンはアーカンソー州リトルロック出身。異母兄弟にデリック・ボウマンがいます。継父は2002年に死去しました。DNA鑑定によると、アンダーソンはビオコ島(赤道ギニア)のブビ族、カメルーンのティカル族、ハウサ族、フラニ族の末裔です。
アンダーソンは、スタンドアップコメディへの最初の挑戦は失敗だったと述べています。この経験は彼の自尊心を傷つけるものでしたが、彼はそこで後に友人となるコメディ俳優仲間のガイ・トリーに出会い、ショーの後に彼を慰め、ステージに立ち続けるよう励ましました。アンダーソンはハリウッド高校パフォーミング・アーツ・マグネットの1988年度卒業生であり、2022年にハワード大学を美術学士号で卒業しています。
コメディシリーズ『ブラッキッシュ』のアンドレ・”ドレ”・ジョンソン役、ドラマシリーズ『K-Ville』のマーリン・ブーレット役、NBCの犯罪ドラマ『LAW & ORDER』の刑事ケヴィン・バーナード役、コメディ・シットコム・テレビシリーズ『Guys with Kids』の主役で知られています。
長編映画では『ふたりの男とひとりの女』(2000年)、『カンガルー・ジャック』(2003年)、『エージェント・コディ・バンクス2:デスティネーション・ロンドン』(2004年)、『ディパーテッド』(2006年)、『トランスフォーマー』(2007年)、『スクリーム4』(2011年)などに出演。
オマー・ベンソン・ミラー=ルディ・ビクストン役
オマー・ベンソン・ミラー(1978年10月7日生まれ)は、アメリカ合衆国の俳優です。カリフォルニア州アナハイムで育ち、サンノゼ州立大学を卒業。
『CSI:マイアミ』のウォルター・シモンズ役(2009年~2012年)、『ballers / ボーラーズ』のチャールズ・グレーン役(2015年~2019年)、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズの逆襲』(2018年~2020年)とその2022年の映画、CBSのコメディシリーズ『The Unicorn』(2019年~2021年)のラファエルの声などで知られています。
最大の役は2008年の映画『セントアンナの奇跡』。また、『Sex, Love & Secrets』、『アメリカン・パイ in バンド合宿』、『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』、『8 Mile』、『ポーラー・エクスプレス』『The Express: The Ernie Davis Story』、『トランスフォーマー』、『シャル・ウィ・ダンス』などがあります。
ロー・アンド・オーダー:性犯罪特捜班 シーズン7が視聴できる動画配信サービス
現在『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』を視聴できる動画配信サービス
あわせて読みたい記事


